羽黒山神社

明保地区 羽黒山神社明保地区 羽黒山神社羽黒山神社

 宇都宮市の西、鶴田町に鎮座する羽黒山神社の創建年代は明らかではないが、昔から「お羽黒さん」と称して近郷近在の信仰を集め、秋の例祭には勇壮な梵天が奉納されてにぎわってきた。
 祭神は、出羽の羽黒山神社と同じく稲の精霊・穀物神といわれる稲倉魂命(うがのみたまのみこと)であるところから、古く羽黒修験をしてきた先人が、山容が似ているこの地に奉祀したものと思われる。社域約2,000平方メートルは標高153メートルの丘陵にあり、非常に展望に富んでいる。
 明治35年9月の暴風雨で神樹が倒れて古色を失ったが、同年10月には石の鳥居を建て、玉垣を築いて今日の神社の基礎が作られ、さらに大正8年9月には神社の由来を後世に伝える石碑も建立された。
 拝殿が最初に建てられた経緯は不明だが、この石碑に記されてないことから、大正8年以降と想定される。この「大正の拝殿」は大正、昭和、平成と80年近い星霜を重ね、戦後の混乱期には柱と屋根だけを残して荒れ果てていた。
 その後、社殿と西参道の社務所が建築され、平成10年には念願の拝殿の建て替えによって「平成の拝殿」の完成をみ、さらに同14年には御札授与所も新築された。
 一方では、羽黒山神社観光協力会もつくられて観光地としての整備も進められてきた。
 例祭は古くから旧暦10月7日に行われてきたが、昭和40年ごろから毎年勤労感謝の日の11月23日に行なわれることになり、長い竹の先に付けた大きな幣束をもみながら担ぎ上げる梵天を見ようとやって来る多くの参拝客でにぎわっている。
 例祭には「百万両」(100円)を借りることができます。このお金を種銭として1年間精励し、翌年の例祭には2倍にして奉納、再び「百万両」を借りて帰るという縁起もあったが、現在は実施されていない。
 また、初詣や初日の出を迎える元日にも善男善女が集まり、五穀豊穣、商売繁昌、交通安全、学業成就はもとより、21世紀の平和、そしてお年寄りには健康と安らぎ、子どもたちには賢さとたくましさをと祈る風景が見られる。
 参拝の後は、宇都宮一の展望台として、発展する県都のビル群の展望を楽しむことができる。

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