明保地域コミュニティセンター

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 昭和50年代ごろから市民の生涯学習による地域振興への人材育成づくりが云われるようになり、その拠点となるのが私立公民館と地区分館であった。当時、明保地区は富士見地区に包含されていたため、各団体、行事活動は全て、富士見地区での参加活動であり、生涯学習への参加も富士見分館であった。距離的に遠いこともあり、活用に不便さがあった。
 昭和56年度に連合自治会を始め各種団体が富士見地区から明保地区に分離発足するに伴い、明保分館の設置への気運が高まり、明保小学校の教室の一角を利用して、前年度の準備期間を経て、正規に発足することになった。平成58年10月28日、市立中部公民館・明保分館新設が落成し、施設使用がスタートした。分館長は当初から平成5年度まで、明保小校長が兼務され、平成6年度は社会教育指導員と変わり、平成7年度から専任分館長が就任した。(中部公民館明保分館が西公民館明保分館に組織改変)
 平成14年度に西公民館が西生涯学習センターに改称され、明保分館も明保地域コミュニティセンターとして、再スタートした。
 中心部にある各地域コミュニティセンターは、地域の課題の発見・解決などの地域活動を行う拠点施設であり、事業実施、人材育成の観点からも、地域のコミュニティ組織で運営していくことが「市民協働のまちづくり」を推進していく上で最も効果的であることから、平成18年度から「地域まちづくり組織」に指定管理者制度を導入し、包括委託することになった。従来、教育委員会の管轄であった公民館分館は、地域まちづくり拠点施設として、衣替えし、管轄も地域振興部へ移管された。地域コミュニティセンターには、まちづくり組織の傘下として管理運営委員会が設置され、建物管理、使用管理並びに地域振興事業(講座事業)の企画・実施運営などを担務している。
 明保地区では、各団体、学校関係などから、委員を推薦してもらい、各団体、機関の行事スケジュール調整や情報の共有化を図っている。
 地域の特色性を活かした、地域責任型のまちづくりは、今後、拡大化されることから、その拠点となるコミュニティセンターの役割は大きく、その時代性に合ったものに変革して行かなければならない。平成23年度には、委託が更改されたが、嘱託職員の一人体制や講座事業の在り方、協働するまちづくり事業の拡大などの課題もあり、これからの管理運営の在り方について検討を進めているところである。
 従来のコミュニティセンターは、明保地区外にある明保小学校の校内に設置され、遠距離などから住民参集の難易などの課題があったが、地区の中心地である駒生運動公園の南側のちびっ子広場敷地へ、平成27年3月に移築オープンされた。

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